大学・短大生の皆さんへ よくある質問(FAQ)
公務員ゼミナールについて、大学生・短大生のみなさんから受ける質問をまとめています。- 大学卒対象の中上級コースはないのでしょうか。
-
ありません。
本校は初級公務員を対象とした学校です。ただし専門試験(憲法・行政法・民法・刑法など)のない試験(消防官、刑務官、大卒警察官など)には、本校のカリキュラムで十分対応出来ます。
これらの試験を希望する学生が毎年在籍しています。 - 大学とのダブルスクールはできますか。
- 困難ですが、ダブルスクールをした学生もいます。
前期授業は、毎日「高校」のように授業がびっしりと入りますので、週に何回も大学に行かなければならないようであれば困難です。
過去にはほとんど単位を3年生までに取ってしまい、「○曜日の午後と○曜日の午前のみ居ません」という形で在学した学生がいますので、全く不可能というわけでもありません。
基本的にはダブルスクールに対応した授業スタイルではありませんので、あとは個別にご相談するかたちとなります。 - 入学はいつからでも可能ですか。
- 4月入学のみです。(なお3月には入学直前授業があります)
学校教育法に基づく1年制の専門学校ですので、途中入学は原則としてできません。
ただし5月ぐらいまででしたら、遅れて入学することは可能です。ただその場合も「数ヶ月分」授業が遅れることになりますので、かなりしっかり勉強する決意が必要です。
- 大卒で、消防官や警察官を受験したいのですが、対応できますか。
- 対応できます。
消防官は福岡市や北九州市などの政令指定都市を除けば、基本的に初級程度の試験で大卒・高卒をまとめて採用しています。
また、警察官は大卒(A区分)と高卒(B区分)に分かれていますが、事務職のような専門試験(憲法・行政法・民法・刑法など)もなく、初級程度の勉強で十分対応出来ます。
ただし、全教科(国数社理英)型の勉強が必要ですので、大学生の皆さんはそのような勉強スタイルから4年間遠ざかっているわけですから「高卒程度」と思って甘く考えていると合格はおぼつかないと思って下さい。 - 大卒で、町役場(事務職)を受験したいのですが、対応できますか。
- 専門試験がなければ、対応できます。
中小の自治体では、初級程度の試験で大卒・高卒をまとめて採用している場合があります。
ただし、教養試験は高卒程度の内容であっても、面接では大卒にふさわしいレベルを求められますので、学歴は大卒でも人としての中身が成長していないようだと最終合格は厳しいでしょう。 - 大卒で、上級や総合職を受験したいのですが、対応できますか。
- 対応できません。
上級や総合職の試験では、憲法・行政法・民法・刑法などの専門試験が課されます。本校ではこれらの授業は行っていません。
なお右表は国家II種試験(現行の国家一般大卒試験)の大学別合格状況ですが、国公立大出身者でも合格率は20%以下です。このように上級レベルの事務系試験は、「一部上場企業」をねらうよりさらに困難な就職先という認識が必要です。
一部の専門学校では「上級クラス」を設けているところもあるようですが、基礎的な学力が不足している場合は事務系職種に合格するのは困難と考えて下さい。 - 短大卒で、公務員を受験したいのですが、対応できますか。
- 対応できます。
短大卒(受験年度の4月1日現在で20歳)の場合、ほとんどの初級試験を受験することが可能です。
なお、「『中級試験』が短大卒程度の試験」といわれる場合がありますが、実際は大学生も受験できるため「短大卒専用」の試験というわけではありません。
実際に、福岡市・福岡県以外の自治体ではほとんど中級程度の事務系の採用は行っておらず、栄養士などの短大卒者が取得できる資格を持つ方を対象とする選考試験が実施されている程度です。 - 大卒1(2)年生で、大学をやめて公務員を受けたいのですが、対応できますか。
- 対応できます。
事務系の初級試験は「20歳(受験年度の4月1日現在)まで」または「高校を卒業して2年以内」という制限がかかっていることが多いので、大学を卒業する意思がなくなったのなら早く進路変更をしたほうが有利です。
前述の年齢などを超えてしまうと、初級で受けられる事務系の試験は大幅に少なくなります。そのような方は、警察官・消防官・海上保安官・刑務官といった体力系公務員をメインに受験することとなります。 - 大卒4(3)年生で、大学をやめて公務員を受けたいのですが、対応できますか。
- 少々、きびしくなります。
前の質問にも回答しているとおり、受験できる事務系の試験は中小の市町村などに限られてしまいますので、体力系公務員をメインに考えて受験していくことになります。
それ以外の場合は年齢が上がるにしたがって受験できる職種が減っていきますので、早めに決断した方がいいでしょう。 なお、警察官を第一志望とする場合は、警察官Aは大卒者でないと受験できないのでという制限がありますので、逆に、まず頑張って大学卒業をめざした方がいいかもしれません。